Profile
プロフィール
- 所属
- 大阪弁護士会
- 出身地
- 滋賀県大津市
- 出身校
- 同志社大学法科大学院
- 趣味
- ゴルフ(飛ばし屋です)
- 好きな言葉
- 反省はしても、後悔はしない。
- 所属事務所に問い合わせる -
大阪事務所
Interview
インタビュー
- 過去の人生で苦労したこと
事実と向き合う
2021年9月、私は二度目の司法試験に落ちました。
プライベートの時間はおろか、使える時間は捧げて頑張ってきた自負、これでも足りないのかという落胆、お世話になった方々の期待に応えられなかった自分への憤り、申し訳なさ、将来への不安、犠牲にしてきたものに対して得たものの小ささへの絶望など、一度に脈絡なくたくさんの思考が生まれては混じり、処理されないまま溢れ、脳がショートしそうになるのを感じました。
発表後1週間は、司法試験について考えないようにしていましたが、事実と向き合わなければ解決もないと諦め、司法試験を諦めるか否かの決断をすることにしました。
三度目の受験での合格が統計上厳しいことはわかっていました。また、周りの目に映る自分の姿が、勉強を頑張っている学生から、夢を諦めきれない身勝手な大人に変わってきているようで、恐怖を感じました。
それでも、三度目の受験へと舵を切れたのは、それが頑張ってきた自分への唯一の責任の果たし方だと思ったからです。
翌年、合格者番号の一覧に自身の番号を見つけたとき、涙が出るほど嬉しかったことを覚えています。初めて自分への責任を果たせた瞬間でした。
- ご相談者、ご依頼者に伝えたいこと
不安を将来の自分に持ち越さない
弁護士に相談することは、自身の現在の不安ないし忘れたい過去の記憶を思い起こす作業を伴うものかもしれません。
そして、それらを思い起こすことで、やっかいごとに自分の時間を奪われているとの自覚を強いられ、それにより心にさらなる負担をかけることになるのかもしれません。
それでも、事実と向き合うことは、不安を将来の自分に持ち越さないという意味で非常に建設的で大切なことだと私は思います。
月日の経過による解決もあるかもしれません。しかし、それらは消滅したわけではありません。しこりとなって心の奥に潜み、ふとした時に顔を出して、あなたの大切な時間を奪うかもしれません。
自分から一歩踏み出すことは誰にとっても難しいものです。それでもなお、強い意志をもって事実と向き合う決意をした皆様を私たちサリュの弁護士・スタッフは全力でサポートさせていただきます。
- 仕事の中で心がけていること
謙虚であること
私は、両親に大学院まで進ませてもらった上、司法浪人中も大きな支援を受けるという恵まれた環境下で合格した者に過ぎません。その大前提を忘れることなく、おごらず、謙虚に仕事に向き合うこと、それが私が仕事の中で心がけていることです。
どのような事件であっても一つ一つ丁寧に、持てる力を注ぐことで、弁護士としても人間としても成長していけるのではないかと思います。
常に学ぶ姿勢を忘れず、常に新しく成長していくために、考えを新陳代謝させていきたいと思います。