顧問ドクターの証言
(横浜事務所顧問医)

「重い障害」が「軽度」のものと診断されていて、
原因を特定できた瞬間に、戦況が逆転することもある

 私は、大学病院で脊椎を専門に診ています。
 引き受けた当初は、法律事務所の顧問ドクターという仕事が、これほどまでに重要なことだとは認識していませんでした。医師の診断が、相談者の運命を大きく左右する、そのことを私は後から知ることになりました。交通事故被害者の方の症状や訴えを、弁護士やリーガルスタッフの方から伺い、レントゲンやCTの画像の所見を見て、症状につながると思われる箇所がないかどうか探します。
 ケースによっては当然すべきであるにもかかわらず、なされていない検査もあり、必要な検査をお勧めすることもあります。その検査結果から新たなことがわかることもあります。

 他の医師によって既に診断がついて終わっているものでも、実際には何らかの所見が見落とされていることがあります。患者側には痛みが続いているのに、問題はないと判断されていたり、重い障害が軽度のものとして診断されているようなケースです。
 特に神経の損傷の場合は、骨折のように見るからにわかるものではないので、症状があっても認められないことが多い。ですが、実際の症状と照らし合わせて注意深く見ると、診断結果に出ていない部分が見つかることはままあります。

 医師にも得意不得意がありますし、病院によって診断を出すまでの期間が半年のところもあれば1年かけるところもあります。交通事故患者の訴えを軽視する医師もいます。
 交通事故の患者さんは、医者に異常なしと診断されても、痛いと訴える方が多いのです。異常が発見されないのに症状は続いていく。それに対して「何もないよ」と言うのは簡単です。しかし、それが、被害者の運命を大きく左右してしまうのです。

 私が、サリュの顧問ドクターとして心がけていることは、相談者の訴えや症状の原因を、どんな小さなことでも見逃さないように、少しでも究明しようという意識を強くもって、取組んでいることです。
 サリュは交通事故被害者にとっては頼みの綱だと思います。その中で私も、一人でも多くの方の助けになることを願っています。