サリュが強い理由は、
「リーガルスタッフシステム」にある

 私たちは、他の法律事務所とはまったく異なる「リーガルスタッフシステム」を採用することで、依頼者に最善の成果をもたらすことができています。

 一般に、法律事務所にいるスタッフと呼ばれる方々は、弁護士の簡易な作業を代行するアシスタント業務だけをしています。弁護士は非常に多くの案件を抱え、何から何まで一人でこなすため、ひとつの案件に割ける時間が非常に少ないのが実情です。また、誰かと仕事についての相談をすることも少なく、基本的にひとりであらゆることを調べ、書類を起案し、解決への筋道を模索し、裁判所に赴きます。

 想像してみていただければ、たったひとりの弁護士が、短い時間でこなせることには限界があるということがおわかりになるでしょう。

 サリュのリーガルスタッフたちは、弁護士と共に、依頼された案件を自分の仕事として主体的に扱い、依頼者と十分に話し合い、調査し、書類作成にも関わり、アイデアを出し、進捗を管理しています。弁護士の相談相手でもあり、仕事のパートナーとして働いています。

 このリーガルスタッフたちのおかげで、サリュの弁護士は、弁護士にしかできない仕事に専念し、専門性を高め、その力を存分に発揮することができるのです。

 依頼者の方にとって、大きな意味のある戦いを、私たちはこの「リーガルスタッフシステム」で、依頼者の気持に寄り添い、相手方を上回る戦力をもって、戦いぬくことができるのです。

「事務職員の有効活用の実例紹介」
(2015.10.16@第19回日本弁護士連合会業務改革シンポジウム)

 平成27年10月16日、第19回弁護士業務改革シンポジウムが行われた。
 そこでの「弁護士業務拡大に資する事務職員の養成と確保」と題する分科会では、弁護士法人サリュの創業者である谷清司も「事務職員の有効活用の実例紹介」においてビデオ出演し、大変な反響があった。

 実際にリーガルスタッフがどのように仕事をしているのか、2人のスタッフの証言をご紹介します。

 

リーガルスタッフの証言①
リーガルスタッフ 小倉 祐介 談

“専門的な知識と経験を積んだリーガルスタッフが、
依頼者に寄り添います”

 私は、リーガルスタッフとしてサリュに入所して4年目です。法学部出身です。
 「スタッフ」というと事務員のような仕事だと思われるかもしれませんが、サリュのリーガルスタッフシステムは独特で、いわゆる一般的な事務スタッフとは異なります。

 リーガルスタッフは、まず相談予約の電話を受けた時点で、しっかり事情聴取をし、それから弁護士と一緒に「無料相談」で相談者と面談をします。依頼を受けてからは、依頼者とのやりとり(窓口)はリーガルスタッフになります。
 交通事故案件では、「休業補償は?」「医者へどう伝えればいい?」など依頼者からの質問に対してわかることはすべてリーガルスタッフが対応します。また、必要な書類も、事務的書類に関してはスタッフが作成するほか、法的書面についても構成案を作成したり、弁護士の作成した書面に補足すべき点を指摘したり、依頼者の思いをよりしっかりと盛り込めるように弁護士に打診したりします。弁護士の指示監督のもとで、主体的に事件に関わっていけるのです。

 交通事故の案件が多いので、リーガルスタッフは医学的なことも学んでいます。怪我のメカニズムを知らなければなりません。顧問医との打ち合わせにも積極的に同席し、知識を深める努力をしています。今では、仕事のパートナーである弁護士にむしろ教える側になるほど知識もついてきましたし、画像を見てわかることも増えてきました。

 私は、一つ一つの案件を、「自分の事件」だと思って対応しています。もちろん最終的な責任の所在は弁護士にありますし、弁護士は常に事件に関わっていますが、弁護士にすぐに頼るのではなく、自分が責任者なんだという自負を持って、できることはなるべく主体的に進めていく。依頼者も、自分のことを弁護士の補佐ではなく、ひとりのリーガルスタッフとして信頼してくださっていますから、常に、自分のお客様であり自分の事件だと思って取組んでいます。

 このように、リーガルスタッフが主体的な気概をもって事件に関わっていることで、弁護士は、弁護士にしかできない専門性の高い仕事に力を注いでいけるのです。

 仕事で組んでいる弁護士とは仲が良く、一緒に事件を担当しているので、腹がたつことも嬉しいことも共有しています。一緒に戦っていますから。一般には、弁護士はひとりで案件を抱えているものですが、サリュは一つの案件にリーガルスタッフが必ずついているので、弁護士も気持ちの面で助けになっていると言います。

 精神的な負担もシェアし理解しあえる仲間がいることは、強い気持ちを維持し挫けずに戦い抜くための、大きな力になっていると思います。

 印象に残っている案件をひとつ紹介します。もらい事故の被害に遭った内縁関係の男女の依頼者の方。お体の損害が甚大で、男性は肉体労働の方だったので仕事ができなくなって職を失い、女性は満足に歩けなくなるほどの障害を負ってしまいました。しかし、主に通院状況に問題があったため、自賠責保険は形式的な認定基準に則り、後遺障害非該当の結論を出します。

 私と担当弁護士は、これだけ甚大な被害に遭っているのに後遺障害が認められないのはおかしいと、一緒に資料を検討したり主治医に意見書を作成してもらいに奔走したりして、依頼者とも長い時間何度も話し合い、何度も異議申立をし、最終的には裁判までしました。
 結果としては、裁判してよかったと思えるようなプラスはありましたが、依頼者の方が望んでいるほど高い補償は得られませんでした。それでも、とことん最後まで戦い抜いたことに依頼者の方は感謝してくださいました。

 最後に事件終了のごあいさつをさせていただいたとき、依頼者の方が私と弁護士に握手を求めてくださり、女性の方が、「おふたりは本当にいいコンビだから、これからどんどん高みに上っていってほしい」とおっしゃってくださいました。
 受任から2年以上、事故からは3年ほどが経過しており、様々な苦労に直面した依頼者の方。それでも、「とことんまでやってもらったので前を向いて歩ける」と、そういうことをおっしゃっていただけたので、弁護士と二人で、「おふたりの人生の転機にこうして関われて、本当によかったね」という話をしました。

 サリュのリーガルスタッフは、ただの事務職ではありません。専門的な知識と経験を積み、依頼者に寄り添い、事件を主体的に進めていく存在です。私は、誇りを持ってこの仕事をしています。

 

リーガルスタッフの証言②
リーガルスタッフ 多田 真理子 談

“スタッフは、お客様の目線で事件を見て、お客様の立場になり、

気持ちを汲みながら事件解決に取り組んでいきます。”

 私は、サリュに入所して丸12年です。法学部出身で、弁護士にはなれませんでしたが、法律事務所で働きたいと思い、法律事務の仕事を選びました。サリュのリーガルスタッフは、事務作業のみではなく、事件と深く関わって、積極的に事件解決に取り組むのだと聞き、強く興味を持ち志望しました。

 仕事上気をつけていることは、何百件とある事件をこなす中で、慣れてしまい、あたりまえになってしまわないようにすることです。お客様にとっては人生で一度あるかないかのたいへんな事件ですから、お客様を不安にさせないように、積極的に先が見渡せるように、道標になるのもスタッフの役目だと思っています。

 お客様は、不安を抱えた状態で相談にいらっしゃいます。私どもに相談されたことで、少しでも気持ちが軽くなり、先の見通しが立てられるようになることで安心していただければ、私にとってもうれしいことです。

 お客様が、弁護士に聞き辛いことや、言い辛いことを、スタッフに気軽に話せることが、弁護士とリーガルスタッフが一緒に仕事をしているメリットだと思います。
 弁護士は、プロとして専門的な知識や思考で事件解決に取り組み、その一方で、スタッフは、お客様の目線で事件を見てお客様の立場になり、気持ちを汲みながら、事件解決に取り組んでいきます。お客様には、そういう存在が必要だと思っています。

 弁護士と一緒に、医師面談や現地調査に行くなど、現場に足を運んでこちらに有利な事実を掴んだり、後遺障害が認定される可能性が低い異議申し立てで、良い結果が出たりした時に、やりがいを感じます。
 また、相手方からの主張を跳ね返してお客様に満足のいく事件解決をするために、本を読んだり、新しい判例に触れたりすることが欠かせません。スタッフとして日々着実に実力を養っていくことの重要性を実感しています。
 また、お手伝いできる分野・範囲を広げて、お客様からのご相談のニーズにより広くお応えできるよう、資格取得にも務めています。実際、育休中に、マンション管理士の資格を取得しました。今後、マンションのことでお悩みのお客様からのご相談にもお応えできるよう、日々勉強しているところです。

 印象に残っている事件は、訴訟中の案件で、本人尋問の準備をするという段階から、他の担当スタッフより引き継いだ案件があります。本人尋問は、民事裁判の最終的局面で、裁判官の面前で事件の当事者が証言をする機会で、弁護士からの質疑応答という形で証言をするため、手腕が問われる場面です。
 引継ぎの案件でしたので、お客様を不安にさせないように記録をくまなく読み、弁護士とも何度も打ち合わせを重ね、一緒に尋問に臨みました。結果として、裁判の結果は良好で、お客様も満足してくださいました。

 私は、リーガルスタッフとして、弁護士とは違う立場で、最初から最後までお客様に寄り添うこと、それが自分にとっても無限の成長の可能性があると感じており、サリュでのリーガルスタッフの仕事に誇りとやりがいを感じています。