【遺産分割】一切交流のなかった親族との遺産分割協議

Gさん、Fさんはご兄弟であるHさんを亡くされました。Hさんには子はなく、GさんとFさんが相続人として遺産相続をしなければならなくなりました。Hさんには不動産や預金などの財産があり、きちんと相続人全員で遺産分割をしなければ、相続手続きが進まない状況でした。
ところが、GさんとFさんは、相続人を確認するため戸籍を調べたところ、Gさん、Fさん以外に相続人となるKさんがいることがわかりました。そのKさんとは全く交流がなく、どんな人かもわかりません。そのため、Kさんとの遺産分割をどう進めたらいいかと不安になられていました。

サリュのサポート

サリュは、まずGさん、Fさんにどのように遺産分割をされたいかご希望をお伺いしました。両名のご希望は、分割方法は法定相続分どおりでよいが、今後トラブルが起きないように、なるべく迅速にKさんとの間に弁護士に立ってほしいというものでした。
そこで、サリュは、まずKさんには相続財産を全て開示することとし、Gさん、Fさんのご希望を伝え、Kさんのご意向を伺いたいというご連絡をいたしました。すると、Kさんは、初めは少し警戒され、心配な点があるとおっしゃるので、サリュはその心配な点を解消するために詳しいご説明を文書でお送りし、粘り強く話し合いを継続しました。
その結果、Kさんは、FさんとGさんのご希望どおりでの遺産分割でよいとご納得され、円滑に遺産分割協議が成立しました。この結果、Fさん、GさんとKさんとの間には何らしこりが残ることなく、無事に遺産分割協議を終えることができました。
Gさん、Fさんの誠実なお人柄があってこその円満解決ではありますが、迅速な解決であったと、お二人に非常に喜んでいただくことができました。

遺産相続問題は弁護士へ