依頼者であるAさんは、お父さんの相続開始後に預金通帳を確認したところ、生前に、4000万円を超える金員を出金していることを発見し、これはあまりにも高額ではないかと疑問に思い、相談に来られました。
サリュのサポート
亡父親の全ての預貯金記録を丹念に検討し、使途不明金をあぶり出したうえで、亡父親とその再婚相手の6年間の生活費相当額を合理的に立証しました。
交渉に際しては、相手方に対し、亡父親の預貯金の流動状況から合理的に認定できるお金の動きを懇切丁寧に説明し、また、合理的な生活費相当額については、総務省統計局の統計情報をもとに、相手方の納得を得ることができました。
使途不明金にかかる不当利得返還請求事件は立証が難しいうえ、訴訟になると1~2年ほどの期間を要するところ、丹念な調査・交渉により、約半年という短期間で、満額の回収を成功させ、かつ双方納得の円満な解決を図ることができました。