相続手続き代行の依頼先一覧┃費用・出来ること・選び方を徹底解説

相続代行手続き依頼先
この記事の監修者
弁護士西村学

弁護士 西村 学

弁護士法人サリュ代表弁護士
大阪弁護士会所属
関西学院大学法学部卒業
同志社大学法科大学院客員教授

弁護士法人サリュは、全国に事務所を設置している法律事務所です。業界でいち早く無料法律相談を開始し、弁護士を身近な存在として感じていただくために様々なサービスを展開してきました。サリュは、遺産相続トラブルの交渉業務、調停・訴訟業務などの民事・家事分野に注力しています。遺産相続トラブルにお困りでしたら、当事務所の無料相談をご利用ください。

「相続手続きの代行って誰に依頼できるの?」

「どんな代行先を選べばいいの?」

相続手続きが初めてで分からないことだらけだったり、手続きのための時間がなかったりして、相続手続きの代行を検討していらっしゃる方は多いことと思います。

相続手続きは、以下の表にあるような流れで進めていきます。

代行先によってできる相続手続き内容が異なるので、依頼する際には代行してほしい手続きができる代行先を選ぶことが非常に大切です。

相続手続き内容によって異なる代行先

 相続手続き内容によって異なる代行先

タイミング

相続手続き内容

銀行

弁護士

司法書士

税理士

行政書士

すぐ

遺言検認の申し立て

(※3)

×

×

3か月以内

法定相続人の調査・確定作業

相続財産の調査

(※4)

相続放棄の申し立て

(※4)

×

×

4か月以内

相続人間の紛争解決

(※5)

×

×

10か月以内

遺産分割協議書の作成

(※3)

(※6)

預貯金の解約払い戻し

有価証券の名義変更

不動産の名義変更

(※1)

×

×

自動車の名義変更


(※7)

×

×

相続税の申告

(※2)

×

×

※1 司法書士に任せるケースが多い
※2 国税局長に税理士業務を行う旨の通知をした弁護士は可能
※3 遺産に不動産が含まれている場合に限る
※4 代理申請はできない
※5 認定司法書士に限り、140万円以下の遺留分侵害額請求に関する対応等は可能
※6 相続税が発生する場合に限る
※7 自身でやるか、行政書士に任せるケースが多い

ただし、代行先によって費用相場は大きく異なる上に、代行先に弁護士を選んだところで相続を専門としている弁護士でなければ手続きがスムーズできないなど、思わぬトラブルが起きる可能性があります。

この記事では、相続手続きの代行について詳しく知りたい方に向けて、以下のポイントをご紹介します。

本記事のポイント
相続手続き代行は依頼先によってできることが異なることを紹介
◎相続手続き代行の5つの依頼先の特徴を解説
◎依頼先別の相続手続きの代行費用相場を紹介
◎相続手続きを代行してもらうメリットを解説
◎相続手続きの代行依頼先の選び方を紹介

上記のポイントを押さえると、依頼先の特徴や費用相場を踏まえた上で相続手続きの代行を誰に依頼すればいいか判断できるようになります。

納得のできるかたちで代行を利用して、大変な相続手続きをスムーズに済ますことができるように、ぜひ最後まで読み進めていただければ幸いです。

目次

相続手続きは代行先によってできることが異なる

相続手続きを専門家に代行してもらう場合、依頼する代行先によって対応してもらえることが異なります。

相続手続きは以下の表にあるような流れで進めていきますが、代行を依頼するならその手続きができる代行先を選ばなくてはなりません。

相続手続き内容によって異なる代行先

 相続手続き内容によって異なる代行先

タイミング

相続手続き内容

銀行

弁護士

司法書士

税理士

行政書士

すぐ

遺言検認の申し立て

(※3)

×

×

3か月以内

法定相続人の調査・確定作業

相続財産の調査

(※4)

相続放棄の申し立て

(※4)

×

×

4か月以内

相続人間の紛争解決

(※5)

×

×

10か月以内

遺産分割協議書の作成

(※3)

(※6)

預貯金の解約払い戻し

有価証券の名義変更

不動産の名義変更

(※1)

×

×

自動車の名義変更


(※7)

×

×

相続税の申告

(※2)

×

×

※1 司法書士に任せるケースが多い
※2 国税局長に税理士業務を行う旨の通知をした弁護士は可能
※3 遺産に不動産が含まれている場合に限る
※4 代理申請はできない
※5 認定司法書士に限り、140万円以下の遺留分侵害額請求に関する対応等は可能
※6 相続税が発生する場合に限る
※7 本人でやるか、行政書士に任せるケースが多い

相続発生を知ってから相続放棄の申し立ては3か月以内相続税の申告は10か月以内と期限があるため、必ず行わなければなりません。

代行してもらえば費用はかかりますが、面倒なことはすべて任せて手続きを最短で済ますことができまるので、依頼したい手続きをしてくれる代行先を有効活用しましょう。

相続手続き代行の依頼先は5つ

代行依頼先によって引き受けてくれる手続きの内容が異なることが分かったところで、5つの依頼先の特徴や、その依頼先がおすすめな人についてご紹介します。

相続手続き代行の依頼先
① 銀行
② 弁護士
③ 司法書士
④ 税理士
⑤ 行政書士

銀行

銀行は、相続手続きにおけるすべての手続きの代行ができます。

弁護士や司法書士などと連携していて、仲介業を行っているからです。

銀行の特徴は、以下の通りです。

銀行の特徴
・普段から馴染みがあるため、信頼・安心できる
・依頼後はワンストップですべてお任せできる
・銀行や銀行が紹介してくれた専門家が組織立って手続きを進めてくれる  

△弁護士や税理士を仲介するのが銀行の仕事なので、費用がかさみやすい

以下のように、相続手続きの代行費用に糸目をつけない人やワンストップでお任せしたい人は、銀行に依頼するのがおすすめです。

そうでない場合は、他の専門家に依頼した方が費用を抑えられます。

銀行に相続手続き代行を依頼するのが

おすすめな人

銀行に相続手続き代行を依頼するのが

おすすめでない人

相続手続きの代行費用に糸目をつけない人

・ワンストップでお任せしたい人

・相続手続きの代行費用にお金をかけたくない人

・ひとつの手続きだけを代行してもらいたい人

弁護士

法律の専門家である弁護士は、自動車の名義変更を除くすべての相続手続きをすることが可能です。

弁護士が代行できる相続手続き
・遺言検認の申し立て
・法定相続人の調査・確定作業
・相続財産の調査
・相続放棄の申し立て(3か月以内)
・相続人間の紛争解決
・遺産分割協議書の作成
・預貯金の解約払い戻し
・有価証券の名義変更
・不動産の名義変更△(※1)
・自動車の名義変更△(※2)
・相続税の申告(10か月以内)△(※3)

※1 司法書士に任せるケースが多い
※2 本人でやるか、行政書士に任せるケースが多い
※3 国税局長に税理士業務を行う旨の通知をした弁護士は可能

ただし、相続手続きを専門としている弁護士は税理士や行政書士と連携していることがほとんどなので、弁護士に依頼すればすべて対応してくれます。

弁護士の特徴は、以下の通りです。

弁護士の特徴
相続手続き全般を依頼できる
・遺産分割協議の代理人になれるので、仲が険悪な他の相続人と会わなくてすむ  
相続人間の紛争を解決できるのは弁護士だけ  

△不動産登記を扱っていない法律事務所もある 
事前に見積もりを取り寄せて、依頼内容の範囲をよく検討する

相続においては、お互いが譲らずに遺産の分割で揉めるケースが多発しています。

相続人間で揉めている以下のような人は、遺産分割協議の代理人になれる弁護士に依頼しましょう。

弁護士に相続手続き代行を

依頼するのがおすすめな人

弁護士に相続手続き代行を

依頼するのがおすすめでない人

相続人同士で意見が割れている人

相続人同士の仲が険悪になっている人

・複雑な相続手続き全般を任せたい人

・自動車の名義変更手続きをしてほしい人

 行政書士に依頼

司法書士

司法書士は、弁護士の次に代行できる相続手続きの範囲が広い依頼先です。

司法書士が代行できる相続手続き
・遺言検認の申し立て〇 (※1)
・法定相続人の調査・確定作業
・相続財産の調査〇 (※2)
・相続放棄の申し立て(3か月以内)△ (※2)
・相続人間の紛争解決△ (※3)
・遺産分割協議書の作成△ (※1)
・預貯金の解約払い戻し
・有価証券の名義変更
・不動産の名義変更
・自動車の名義変更×
・相続税の申告(10か月以内)×

※1 遺産に不動産が含まれている場合に限る
※2 代理申請はできない
※3 認定司法書士に限り、140万円以下の遺留分侵害額請求に関する対応等は可能

登記を行う専門家である司法書士の特徴は以下の通りで、相続した不動産の名義変更をするにあたって必要な登記手続きを得意としています。

司法書士の特徴
・相続した不動産の登記手続きを得意としている
・幅広い相続手続きができる

そのため、以下のような人が代行依頼するのがおすすめです。

司法書士に相続手続き代行を

依頼するのがおすすめな人

司法書士に相続手続き代行を

依頼するのがおすすめでない人

相続した不動産の登記手続きを代行してほしい人

・相続人間で揉めている人

 弁護士に依頼

・相続税の申告手続きの代行をしてほしい人

 税理士に依頼

司法書士事務所の中には、弁護士と連携して相続人の代理人として相続手続き全般を代行できるところもあります。

他の相続人と揉めていないのであれば、司法書士に依頼してもよいでしょう。

税理士

税金の専門家である税理士は、相続税の申告を中心とした以下の相続手続きの代行が可能です。

税理士が代行できる相続手続き
・遺言検認の申し立て×
・法定相続人の調査・確定作業
・相続財産の調査
・相続放棄の申し立て(3か月以内)×
・相続人間の紛争解決×
・遺産分割協議書の作成△ (※1)
・預貯金の解約払い戻し
・有価証券の名義変更
・不動産の名義変更×
・自動車の名義変更×
・相続税の申告(10か月以内)

※1 相続税が発生する場合に限る

税理士の特徴は、以下の通りです。

税理士の特徴
・相続税の計算申告の代行をしてくれる  
・税理士の報酬は自由化されているため、費用相場より高くなることがある  
事前に見積もりを取り寄せて費用相場とかけ離れていないか確認する

税理士に相続手続き代行を依頼するのがおすすめな人・おすすめでない人は、以下の通りです。

税理士に相続手続き代行を

依頼するのがおすすめな人

税理士に相続手続き代行を

依頼するのがおすすめでない人

・相続税の計算や申告を代行してほしい人

・相続財産の評価額が分かりにくい人

・相続税の計算が複雑な人

・特別控除や特例を有効活用して節税したい人

・相続放棄したい人

・相続人間で揉めている人

 弁護士に依頼

・不動産の名義変更をしたい人

 司法書士に依頼

・自動車の名義変更をしたい人

 行政書士に依頼

行政書士

公的書類を作成する専門家である行政書士は、以下の相続手続きの代行が可能です。

行政書士が代行できる相続手続き
・遺言検認の申し立て×
・法定相続人の調査・確定作業
・相続財産の調査
・相続放棄の申し立て(3か月以内)×
・相続人間の紛争解決×
・遺産分割協議書の作成
・預貯金の解約払い戻し
・有価証券の名義変更
・不動産の名義変更×
・自動車の名義変更
・相続税の申告(10か月以内)×

行政書士の特徴は、以下の通りです。

行政書士の特徴
自動車の名義変更を得意としているのは行政書士
・必要書類の取得
・書類作成
・名義変更手続きを得意としている

行政書士に相続手続き代行を依頼するのがおすすめ人・おすすめでない人は、以下の通りです。

行政書士に相続手続き代行を

依頼するのがおすすめな人

行政書士に相続手続き代行を

依頼するのがおすすめでない人

以下の手続きを代行してほしい人

・必要書類の取得

・書類作成

自動車や有価証券の名義変更

・預貯金の解約払い戻し手続き

・相続放棄したい人

・相続人間で揉めている人

 弁護士に依頼

・不動産の名義変更をしたい人

 司法書士に依頼

・相続税の申告手続きの代行をしてほしい人

 税理士に依頼

相続人間で揉めている場合は、弁護士に依頼しましょう。

依頼先別の相続手続きの代行費用相場

相続手続き代行である5つの依頼先の特徴が分かったところで、気になる方が多いのは費用面ではないでしょうか。

そこで、依頼先別の相続手続きの代行費用相場について、詳しくご紹介します。

依頼先別の相続手続きの代行費用相場
① 銀行【100万円~】
② 弁護士【10万円~数十万円】
③ 司法書士【数万円~数十万円】
④ 税理士【遺産総額の0.5~1.0%】
⑤ 行政書士【数万円~】

銀行【100万円~】

銀行に依頼すると、相続手続きの代行費用相場は100万円〜となります。

他の依頼先と比較して費用が高いのは、銀行が弁護士や司法書士を紹介してくれるため、仲介手数料が余分に含まれているからです。

弁護士【10万円~数十万円】

弁護士に依頼すると、相続手続きの代行費用相場は10万円~数十万円となります。

こんなにも費用相場の幅が広いのは、弁護士はピンポイントでの依頼に対応できるだけでなく、相続人の代理人として相続手続き全般をまとめて引き受けることができるからです。

司法書士【数万円~数十万円】

司法書士に依頼すると、相続手続きの代行費用相場は数万円〜数十万円です。

司法書士には不動産登記の手続きを代行依頼するケースが多く、ピンポイントなら数万円ですみます。

中には相続手続き全般を代行している司法書士事務所もあり、幅広い手続きを代行依頼する場合は数十万円かかります。

税理士【遺産総額の0.5~1.0%】

税理士に依頼すると、相続手続きの代行費用相場は遺産総額の0.5〜1.0%です。

しかし、税理士の報酬は自由化されているため、税理士によって提示される費用はさまざまです。

遺産総額が大きくなるほど財産の調査や計算が複雑になるため、多くの税理士事務所では「この手続きはいくら」という料金体系ではなく、遺産総額に応じた報酬形態をとっています。

行政書士【数万円~】

行政書士に依頼すると、相続手続きの代行費用相場は数万円〜です。

他と比較して費用が高くないのは、行政書士には必要書類の取得や書類作成、名義変更手続きといったピンポイントの作業を依頼することが多いからです。

しかしながら、公的書類の作成の専門家として正確に代行してくれます。

相続手続きを代行してもらうメリット5つ

相続手続きの代行費用相場を目の当たりにして、依頼したいものの迷っている方は多いと思います。

そんな方にお伝えしたい、費用をかけてでも相続手続きを代行してもらうメリットには、以下の5つがあります。

相続手続きを代行してもらうメリット

        不備のない完全な相続手続きができる

        相続手続きに時間や労力をかけなくてすむ

        相続人間の紛争を未然に防止・解決する

        節税効果が期待できる

        相続人の状況に応じたアドバイスを受けられる

不備のない完全な相続手続きができる

その道の専門家に相続手続きを代行してもらうと、不備のない書類を作成して必要書類をすべて揃えてくれるため、完全な相続手続きができます。

相続手続きは生涯で何度も経験することではない上に、書類の記入に専門知識が必要となる場面があるなど、複雑で専門性が高い作業です。

自分で相続手続きを進めて間違えるとやり直しを要求されるだけでなく、期限に間に合わなければ相続税を必要以上に支払うなどのペナルティも科されます。

代行してもらうことで、相続手続きが初めての方不安を感じている方でもミスのない相続手続きができるのです。

相続手続きに時間や労力をかけなくてすむ

相続手続きを代行してもらうと、時間や労力をかけなくてすみます。

仕事で忙しい現役世代身体が不自由な方遠方にお住まいの方にとって、必要書類を揃えるために市区町村の窓口に赴いたり、他の相続人と遺産分割の交渉を行ったりするのは、負担が大きいものです。

代行してもらえば煩わしい相続手続きから解放されるので、日々の生活を守ることができます。

相続人間の紛争を未然に防止・解決する

弁護士に相続手続きを代行してもらう場合、相続人間の紛争を未然に防止・解決することも可能です。

遺言書がない場合二次相続(父母の両方が亡くなって相続するのが子どもだけになるケース)では、兄弟間で遺産の取り分について揉めることが多くあります。

そんな時に弁護士が代理人として交渉してくれれば、スムーズに相続手続きを進められ、紛争に最小限にとどめたり早期解決してくれる可能性が高まります。

節税効果が期待できる

税理士に準確定申告や相続税申告の相続手続きを代行してもらう場合、節税効果が期待できます。

税理士のアドバイスによって遺産分割方法を少し変えるだけで、特別控除や特例を有効活用できるようになり、数百万円の節税ができるケースもあるのです。

税理士が手続きを行えば正確に計算・申告していることが認められ、手続き後に相続税を過少申告していないか調査される相続税務調査リスクも回避できます。

相続人の状況に応じたアドバイスを受けられる

相続手続きを代行してもらうと、相続人の状況に応じたアドバイスを受けられます。

インターネットが普及した今、何でも自分で検索することができますが、「自分の場合は本当にこれでいいの?」と悩むケースは少なくありません。

専門家であればこれまでの経験を活かして相続人に寄り添い、最善のアドバイスをしてくれます。

相続手続きの代行依頼先の選び方

相続手続きを代行してもらおうと思った方に向けて、代行依頼先の選び方のポイントは以下の3つです。

相続手続きの代行依頼先の選び方
① 相続手続き実績が豊富である
② 料金が妥当である
③ 相談時の対応がよい

相続手続きが完了した後に「代行してもらってよかった」と思えるように、参考にしていただければと思います。

相続手続き実績が豊富である

相続手続きの代行依頼先を選ぶ時に最も大切なのは、相続手続き実績が豊富であるということです。

例えば、相続手続き全般ができる弁護士に代行してもらう場合、近所にあるからと言って刑事事件や離婚調停をメインにしている弁護士に相談しても、断られる可能性が高くなります。

まずは、ホームページ口コミで相続手続き実績が豊富な代行依頼先を探しましょう。

実績豊富な代行先なら、いち早くあなたが置かれた状況を察知して、適切なアドバイスをくれるだけでなく、スピーディーかつ正確に手続きを進めてくれるはずです。

料金が妥当である

相続手続きの代行先を選ぶ時には、料金が妥当であるかも検討しましょう。

初回相談は無料である場合がほとんどなので、その際に見積書を作成してもらうのがおすすめです。

2〜3事務所を比較すると、料金の妥当性が判断できます。

見積書で不明点がある場合に質問して納得がいく回答をしてくれる代行依頼先は、依頼者に寄り添った料金設定となっている可能性が高いでしょう。

相談時の対応がよい

相続手続きの代行先とは何度か顔を合わせることになるので、初回相談時の対応がよいところを選びましょう。

士業の専門家の中には、専門用語を多用して、分かりにくい説明の先生もいます。

聞きたいことを気軽に質問できる雰囲気の先生なら安心して任せられるので、自分が感じた印象を大切にしてみましょう。

相続手続き代行なら弁護士法人サリュにご相談を

相続手続きの代行依頼先として弁護士以外の選択肢もありますが、相続手続き全般の代行ができる弁護士に任せたいと思った方にぜひご相談いただきたいのが、相続に強い「弁護士法人サリュ」です。

当事務所は全国に10か所の事務所のネットワークがあり、税理士や司法書士と連携しながら相続手続きを一括サポートさせてただくことができます。

当事務所がおすすめである理由は以下の3つです。詳しくご紹介します。

弁護士法人サリュの相続手続がおすすめである理由
① 不動産の名義変更から預貯金の解約までトータルサポート
② 弁護士とリーガルスタッフのダブル体制でご依頼者様をサポートする
③ 相続人全員で弁護士費用を負担できる

不動産の名義変更から預貯金の解約までトータルサポート

当事務所にはこれまで相続に関する2,800件超のお問合せをいただいており、その中には、紛争性のある事案もあれば、紛争性がない事案もあります。紛争性がない事案として、例えば、相続人全員から依頼を受けて名義変更などの依頼をお手伝いさせていただく遺産整理業務(遺産承継業務)もお受けしております。

【遺産承継業務の内容】

  • 相続関係図作成
  • 財産目録の作成
  • 遺産分割協議書の作成
  • 名義変更(不動産・預貯金・有価証券)
  • 相続人への配当

弁護士は、他の士業に比べて、財産管理業務を裁判所から任されるケースが多く、中立な立ち場での財産管理業務に精通しております。

「誰に依頼したらいいのかよく分からない」「とりあえず話を聞いてみたい」という方も、ぜひ当事務所にご相談ください。

連携している相続に強い税理士や司法書士との一括サポートや、各種アドバイスをさせていただくことも可能です。あなたのお役に立つため、どのような悩みでも、お気軽にご質問ください。

弁護士とリーガルスタッフのダブル体制でご依頼者様をサポートする

当事務所では、ご依頼者様に対して弁護士だけでなく相続知識のあるリーガルスタッフも担当となったダブル体制でご依頼者様をサポートいたします。

相続手続きは、連絡を依頼者と取る頻度が多くなりますので、現在の進捗を確認されたい場合に、すぐにご確認いただけるよう、ダブル体制をとっております。

リーガルスタッフは弁護士資格こそないものの、勉強会に定期的に参加していて常に法律知識の研さんに努めているため、名義変更のために現状で不足している資料があるかといった質問に対して回答をすることができます。

弁護士と話すのは緊張してしまうという方時間をたっぷり使って丁寧に説明してほしい方にも、担当が二人いる状態はご好評いただいていて、ご依頼者様が納得いく相続手続きを進めるサポートを行っております。

相続人全員で弁護士費用を負担できる。

弁護士法人サリュは、遺産整理業務の報酬を遺産全体の1%(最低:55万円)と設定しており、この金額を、相続人全員で分割して負担いただくプランを用意しております。

弁護士費用は、特定の相続人の1人が負担するというルールは、紛争性のある交渉事件や調停事件についてのルールです。遺産承継業務とは、紛争姓がない事案で、手続きのみを中立的な専門家が間に入り、遺産整理を進めていく業務です。この場合、中立性を維持するために、相続人全員から費用をいただくことになり、1人あたりのご負担額が安くなります。

初回の相談は、無料で承っております。

事務所まで足を運んでいただかなくてすむオンライン相談も実施しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

スムーズな相続手続きができるように全力を尽くします。

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まとめ

この記事では、相続手続きの代行について詳しくご説明させていただきました。

最後に記事の内容をまとめてみると、相続手続きは以下の表にあるような流れで進めていきます。

相続手続きは代行先によってできることが異なるので、依頼する際には代行してほしい手続きができる代行先を選ぶことが非常に大切です。

相続手続き内容によって異なる代行先

 相続手続き内容によって異なる代行先

タイミング

相続手続き内容

銀行

弁護士

司法書士

税理士

行政書士

すぐ

遺言検認の申し立て

(※3)

×

×

3か月以内

法定相続人の調査・確定作業

相続財産の調査

(※4)

相続放棄の申し立て

(※4)

×

×

4か月以内

相続人間の紛争解決

(※5)

×

×

10か月以内

遺産分割協議書の作成

(※3)

(※6)

預貯金の解約払い戻し

有価証券の名義変更

不動産の名義変更

(※1)

×

×

自動車の名義変更


(※7)

×

×

相続税の申告

(※2)

×

×

※1 司法書士に任せるケースが多い
※2 国税局長に税理士業務を行う旨の通知をした弁護士は可能
※3 遺産に不動産が含まれている場合に限る
※4 代理申請はできない
※5 認定司法書士に限り、140万円以下の遺留分侵害額請求に関する対応等は可能
※6 相続税が発生する場合に限る
※7 自身でやるか、行政書士に任せるケースが多い

依頼先別の相続手続き代行費用相場は、以下の通りです。

依頼先別の相続手続きの代行費用相場
① 銀行【100万円~】
② 弁護士【10万円~数十万円】
③ 司法書士【数万円~数十万円】
④ 税理士【遺産総額の0.5~1.0%】
⑤ 行政書士【数万円~】

費用をかけてでも相続手続きを代行してもらうメリットには、以下の5つがあります。

相続手続きを代行してもらうメリット
① 不備のない完全な相続手続きができる
② 相続手続きに時間や労力をかけなくてすむ
③ 相続人間の紛争を未然に防止・解決する
④ 節税効果が期待できる
⑤ 相続人の状況に応じたアドバイスを受けられる

相続手続きの代行依頼先の選び方のポイントは以下の3つです。

相続手続きの代行依頼先の選び方
① 相続手続き実績が豊富である
② 料金が妥当である
③ 相談時の対応がよい

相続手続きの代行なら、相続に関する実績が豊富な弁護士法人サリュにお任せください。

分かりやすく従来よりも少ない費用負担となっており、弁護士とリーガルスタッフのダブル体制でご依頼者様を徹底的にサポートさせていただきます。

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