弁護士は具体的に何をしてくれるのでしょうか?
弁護士は法の専門家ですから、メインになってくるのは、臨床法務と予防法務になります。従業員から残業代請求をされたとか、取引先が契約を履行してくれないなど、まさにトラブルが発生した際にご用命いただければ解決に導きますし、あるいは、そうしたトラブルを未然に防ぐために、就業規則の改訂や契約書の作成等もご相談いただければと思います。
それ以外にはどんなことができますか?
法を離れて、「経営」のご相談をいただいても構いません。私が弁護士法人サリュの社員弁護士(弁護士法人の経営者)になったのは今から3年ほど前ですが、それはあくまでも形式的な話です。サリュはかなり変わった組織でして、創業者の「構成員全員が経営者」との考えのもと、入社1年目から、事務所の売上や人事、事業展開等の経営決定に関与してきました。「ビジョナリー・カンパニー」や「真実の瞬間」などの名著を読んで勉強会もしましたし、社内で採用や能力開発など人事系の部会に所属して経験を積み上げてきました。そうした知識・経験が企業の皆様のお力になれることもあるだろうと思います。