松葉弁護士が、クライアントの業務を理解しようとするのはなぜですか。
法律に何が書かれているかは、パソコンやスマートフォンで、誰しもが簡単に調べられる時代になりました。顧問弁護士がいなくても、法律を調べるのは容易です。どのような裁判例があるのかも、調べようと思えば調べられます。しかし、その法律・裁判例が、その業界にとってどういう意味があるのか、その会社にとってどういう意味があるのか、さらにはその現場にとってどういう意味があるのかを正確に理解することは、簡単なことではありません。そこには必ず、法律や裁判例を現場にまで当てはめる作業が必要です。飲食業界なら飲食業界のことを、建築業界なら建築業界のことを詳しく知っていなければ、適切な当てはめをすることはできませんし、企業・現場によって文化、手順、規模、人員状況、常識は違うでしょうから、結局、法律とその企業・現場、双方に精通した人間が必要になります。それが、顧問弁護士の役割だと考えています。私は、クライアントの業務を徹底的に学び、クライアントの業務を理解するよう努めます。