弁護士紹介

Message
from a lawyer

弁護士からのメッセージ

MASATO HIRAOKA
平岡 将人
情熱を共有し、ともに歩む企業法務を。

私が、20年近く弁護士として活動してきて、ひとつ思うことは、「依頼者の情熱」が良い解決に重要だという、とても単純なことでした。
私が、企業法務に情熱を傾ける理由のひとつは、どの会社も、どの社長も、「いい会社」を作りたいと情熱を持っているからです。
起業して、人を募って、事業を進めるには大きなエネルギーが必要です。
その情熱を私と共有しませんか。
私は、あなたの情熱を共有したうえで、企業運営のお手伝いができると考えています。

Lawyer
interview

弁護士インタビュー

弁護士として20年近く活動される中で、「依頼者の情熱が良い解決に重要」と感じるようになったきっかけや、具体的な体験をお聞かせください。
他の仕事の場合でも、クライアントに成し遂げたい目標があって、そのためにアドバイスを真摯に聞き、実践していくならば、良い結果に終わることが多いと思います。
弁護士も、クライアントとそのような人間関係を築くことが、良い仕事ができる条件だと考えています。
具体的な経験としては、札幌で裁判したケースを思い出しました。
かなり難しい裁判で、他の弁護士なら断っていた案件かもしれませんが、私には、そのような案件で勝つための試案がありました。
試案であって、確実なものではなかったのですが、クライアントに、このやり方なら勝てる「かも」しれないと説明したところ、信頼して任せてくれました。
その試案に沿って事件遂行するにあたり、様々な私の注文に、クライアントも応えてくれました。仕事を抱えながら、裁判を遂行するクライアントも大変だったはずです。
数年続いた裁判となりましたが、この件は無事に勝つことができました。雪の降る札幌高裁の建物の前でクライアントに報告の電話をしたことを今でも覚えています。
私自身も、試案だった考え方が確信になりましたし、クライアントとも良い関係を築けた事件であり、とても勉強させていただいた案件となりました。
事件をクローズしたあと、机の上にずらっと事件ファイルを並べて、私と担当スタッフで記念撮影をして、その写真をクライアントに送りました。
正直、クライアントはいらなかったとは思いますけれども、優しいクライアントは、「飾っておきます」とのお言葉をいただきました。
企業法務の分野に特に情熱を注がれているとのことですが、その中でも特に関心を持って取り組まれている領域はありますか?
今まで経験してきた領域とすると、スタートアップ支援は好きな領域です。
私は、いつも社長が作りたい組織はどんな組織ですか、と聞きます。
その社長の理想や、考え方に共感して、応援したいと思う性質だからです。
スタートアップ支援は、売上がまだ不安定ですから、弁護士の報酬も多いわけではありません。
しかし、社長と理想を共有して、起業後に起きるさまざまな困難を解決していくという仕事そのものに、私は楽しさを感じてしまいます。
20年近く前の、スタートアップの何もないころから、さまざまな困難を乗り越えるのを、わずかながら支援させていただいた社長がいます。このような、人生をともに歩めるような関係を築けたら、とても幸せなことだと考えています。
「依頼者の情熱を共有する」とおっしゃっていますが、実際の企業支援の場面ではどのような姿勢・スタンスを大切にされていますか?
弁護士も実は経営者なのです。規模の大小はあれど、個人事業主であり、法人なら企業経営者なのです。私も、その意味で経営者の端くれにいます。
経営というのは、とても難しいものです。法律のように、答えがどこかに書いてあることはありません。そのなかで、私が曲がりなりにも経営者として歩んできて、大切だと思ったのが、人に対する姿勢です。従業員であれ、取引相手であれ、顧客であれ、人を大切にしたいと考えている経営者を、私は支援したいと考えています。
社長の情熱は、もしかしたら人に対するものでなないこともあるでしょう。
しかし、社長の情熱を実現するための方法を具体的に考えていけば、必ず人を大切にする姿勢そのものが重要になります。目標の実現を真摯に考える情熱のある社長は、人を大切にするはずだと私は考えています。
これまでに印象に残っている企業法務案件、あるいは経営者との関わりで心に残っているエピソードがあれば教えてください。
私が初めて企業法務らしい仕事をしたのは、東京の零細企業が、大手企業から特許権侵害で訴えられた事案でした。もう、20年近く前の話ですし、私も新人に近い頃の話です。
詳細は話せませんが、膨大な資料を分析して大変な事件だったのですが、社長からは本当に感謝されて、それ以来、ずっと時候のご挨拶をいただいたり、会いに来てくださったりしていました。私も未熟なころで一生懸命さだけが武器でしたが、そういった姿勢を見ていただいたと思うと嬉しくなります。
今後、企業法務の分野でどのようなサポートをしていきたいとお考えですか?
また、経営者の方々に伝えたいメッセージがあればお願いします。
最近は、スタートアップから支援させていただいたクライアントが少しずつ安定していくのを見るのが喜びです。
創業直後を乗り越えることができたとしても、スタートアップのころとはまた違う課題が次々に出てきて、いつまでも、ずっと企業経営は大変なのです。
でも、そういった課題を一緒に、乗り越え続けるような関係を作りたいです。
profile

プロフィール

学歴

中央大学法学部法律学科

公職

日本弁護士連合会業務改革員会
弁護士補助職認定制度推進小委員会 副委員長
一般社団法人 日本弁護士補助職協会 代表理事

著書

虚像のトライアングル(幻冬舎MC・2015)
交通事故案件対応のベストプラクティス(共著:中央経済社・2020)

セミナー・講演

非資格者の活用・フラット組織(船井総研・2017)
グレートカンパニーアワード受賞記念講演(船井財団・2018)
弁護士保険~事業者の法的需要を中心に~(エール少額短期保険・2019)
モデル事務所視察クリニック(船井総研・2019)
日本弁護士連合会 中央研修「応用 破産・再生」(日弁連・2019)
日本弁護士連合会業務改革シンポジウム(共同出演:日弁連・2019)
事務職員と作る法律事務所のこれから(東海JALAP・2020)
法律事務所の底力!事務職員との協働で事務所の総合力を高める(共同出演:弁護士ドットコム・2021)
他多数出演