母子感染の可能性があっても諦めない!

特に症状が出なかったが、慢性肝炎の診断を受けました

Bさん(相談時56歳)は、15年前に勤務先の健康診断で、HBs抗原陽性の結果が出て、無症候性キャリアであることが分かりました。特に症状が出なかったので、通院もされていませんでしたが、平成27年5月に体調が悪くなり、かかりつけ医の診察を受けたところ、慢性肝炎の診断を受けました。これをきっかけにサリュにご相談されました。

ご本人の兄姉が母子感染でないことの証明の鍵

Bさんのお母様は27年前に肝硬変で亡くなられており、母子感染ではないことの証明が難しいことが予想されました。このような場合、ご本人の兄姉が感染していないことから証明することができます。Bさんにはお姉様がいらっしゃるので、検査をしていただきました。その結果、HBs抗原陰性、HBc抗体低力価陽性で、感染が否定されました。Bさんご自身についても、母子感染ではないことが証明されることとなりました。

早めの和解解決、完全秘密保持でのご対応

Bさんの給付金について、サリュは平成28年2月10日に訴訟提起し、平成28年11月2日に和解が成立しました。Bさんは母子手帳がなく、予防接種を受けたことの証明が必要となるなど、比較的問題点の多い事案でしたが、訴訟もスムーズに進行し、早めの和解に導くことができました。
また、Bさんはご家族にも訴訟の件は内密にとのご希望がございましたが、サリュでは完全秘密保持で対応させていただきました。

弁護士に相談するだけでお悩みが解決するかもしれません。お気軽にご相談ください。