弁護士法人サリュにとって、平成26年8月は、設立10年目が経過する区切りとなります。
 その設立10年の区切りに、私は、創業者谷清司の後継として弁護士法人サリュの代表となりました。

 創業者の谷は、山口県萩市から、無料相談・紹介不要のシステムを早くから実施し、また交通事故事件でも治療中からでも受任・等級問わずなど、一貫してお客様に必要な法的サービスを提供することに主眼を置いてきました。

 私達の目指すものは、非常にシンプルです。
 お客様の必要な法的サービスを提供し、それを通じて、事件解決をしたその時に、私達に依頼して本当に良かったと思ってもらうこと。それだけです。

 そのために、2つの点が重要であると考えます。
 一つは、法律家である以上、法律の知識においてどこにも負けないこと。
 そしてもう一つは、一生に一度あるかないかの法的問題に置かれた依頼者の不安を知り、想像し、共有し、それをともに背負い、励まし、最終的に前向きな事件解決を創造すること。
 この2つを実現するために、次のことを実施しています。

 まず、前者、知識については、日々の勉強と研究に対して時間と費用を惜しむことはありません。サリュでは、自主的な研究会や外部から専門家を招いての勉強会が非常に盛んで、そこに多くの時間と費用をかけています。また、その前提として、人材採用や評価にあたり、向上心の高い人材を重視しています。そして、サリュでは、法人全体の経験と知識を共有するシステムを構築しており、どの事務所にいても、いつでも、事件の経験や、研究会などのレポートなどの最新の知識を共有することができているのです。

 次に、後者については、コンシェルジュたるリーガルスタッフが、とても大切な役割を果たしています。あるリーガルスタッフが自分の仕事をこのように表現していました。人生で困ったときに隣にいて、話を聞いてくれ、時に助言をし、心の支えになってくれる人が自分にもいた。自分も、依頼者にとってそんな存在でありたいと。

 私達は、そんな重要な役割を果たすリーガルスタッフの社会的地位を高めていきたいと思っております。そして、弁護士とリーガルスタッフが、お客様とチームを組んで、不安や悩みを共有して歩き、そして高いレベルの解決をできる。そのような法律事務所でありたいと考えています。
 向上心、チーム弁護、お客様を支えること、これらの実現は、すべて「人」です。だからサリュは、人こそがすべてであると考えます。

 お客様の喜びが、構成員の喜びでもあり、それがサリュすべての喜びに繋がる。良い人材が、常に「本気」でお客様に向き合うような、そのような法律事務所にしていきます。
 私達は法律家である以上、社会的インフラとしての法律と法律運用を維持し、より良いものとして、子どもたちの世代に引き継ぐ責任があります。それは、政治活動とか、そのようなものではなくて、多くの先輩たちが積み重ねてきた法解釈や法運用を正確に理解し、適切に使い、時に新たなものを付け加えるなど、一つ一つの事件の積み重ねが大切だと考えているのです。

 弁護士法人サリュは、今、第2幕が始まります。
 今まで歩んできた道の先が、これから歩んでいく道の先が、サリュのお客様、構成員、その家族のすべてに輝かしいものであるように、一歩一歩、地道に、確実に、愚直に、進んでいきます。

 平成28年8月1日、弁護士法人サリュはロゴを変更することにしました。弁護士法人サリュが今まで歩んできた道、そして誇りを持ち続けるべきものを、そのロゴに込めました。

 誇りに持ち続けるべきものとは、山口県萩市から歩き始めた『原点』、熱い思いを持った『仲間(人)』、リーガルスタッフシステムを始めとする仲間を活かす『独自の体制』、そして、サリュの歩みの結果である『実績』の4つです。

 私は、サリュの歩んできた歴史に誇りを持っています。

 弁護士過疎であった萩市からスタートしたという成り立ち、交通事故被害者側として様々な問題提起を社会にしてきた点、そして制度をも変える実績を残してきた姿勢そのものに。

 そして、サリュに集まってくれた仲間に誇りを持っています。

 サリュの仲間たちは、驚くほど仕事に熱意を持っています。そして、向上する気持ち、新しいことに挑戦する気概があります。

 そのような組織の代表として、素晴らしい仲間を活かす組織体制を作ること、その結果として、誇りに思える実績を残し続けること。

 これが代表である私の役割です。

 そのような組織を作ることが、サリュに関わるすべての人(お客様やサリュの仲間、そしてそのご家族やご友人)にとって、人生に誇りを持てる、より良い未来につながるものと考えています。

 一歩一歩着実に、しかし、確実に、私たちは成長していきます。

平成28年8月1日
弁護士 平岡将人