元損保会社側の弁護士が交通事故保障の真実を公開したノンフィクション!

ブラック・トライアングル(「はじめに」より)
大手損保側の弁護士時代、加害者側の人間として、娘さんを失った父親に示談の交渉に行った時のことである。保険会社が提示する示談の案を父親に説明し、被害者側の承諾を得ないといけないのだが、もはや娘を失った父親は抜け殻のようになってしまっていた。タフな交渉相手には、こちらにも相応に対処できるのだが、この時ばかりは本当に参ってしまった。というのも保険会社の提示する示談金は、何と最低額の自賠責の金額に毛が生えた程度のものだったのだ。死亡事故だけに本来はもっと保険金が下りていいはずなのだが、それを相手が知らないのをいいことに、最低額の補償額で示談させようとするわけである。
治療費の突然の打ち切り、時代遅れの制度・法律、被害者の訴えを無視した裁判・・・
巨大組織の壁の前に隠蔽されてきた、被害者たちの叫び
保険会社の壁
●症状固定を急ぐ彼らの手口とその狙い
●「被害者はウソつきである」という前提
●ノイローゼ、パニック障害・・・・・二次被害に遭う被害者たち
●治療費打ち切りと休業損害の打ち切りで、被害者を兵糧攻め ・・・・・etc.
国の壁
●「損害保険料率算出機構」という不思議な組織
●難治性の障害への対応がずさんな補償制度
●後遺障害算定の基準は戦前の工場法
●示談交渉を保険会社が一手に引き受ける仕組みの矛盾と弊害 ・・・・・etc.
裁判所の壁
●帳尻合わせとその場しのぎの裁判
●証言できない被害者側に落ち度があるのか?
●裁判官の官僚化が司法を蝕む
●被害者に不利なライプニッツ係数の魔法と法定利率 ・・・・・etc.
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